司会を頼まれたあなたへ【人前式原稿案】はコチラ

崖っぷち派遣社員だった私が、年間158組を担当する結婚式司会者になるまで

 

ことぶき

お越しくださった方だけに、そっと教える私のプロフィール。

 

住居:東京都内
仕事:結婚式、披露宴司会・婚活パーティ司会・講師(コミュニケーション・マナー等)
趣味:妄想、ネット検索
好物:抹茶系お菓子・餃子

 

しょうらいのゆめは ケーキ屋さん

おそろいのスカートで走る女の子

 

だれでも抱く、可愛らしい夢をもったおかっぱヘアー全開の女の子でした。
不便だったのは、鍵っ子だったことくらい。

朝焼けのホームと絶望

朝焼けの人がいないホーム

 

短期大学卒業後いよいよ社会人生活スタート。
運良く正社員として採用された先は、片道1時間50分の都内アパレル企業でした。

 

週三回の早番は、5時に起き6時に自宅を出発。
休みは日曜のみ。

 

冬の早朝はまだ暗いうえに出勤する人もまばら。。
とある日、無人のホームで電車を待っているときにふと

 

「これから何年、この生活が続くのかな…」

と絶望感に襲われたこともありました。

 

Gパンとともに切れた 張り詰めた糸

クモの巣状に割れた窓

 

その後転職。
2社目はお金の条件だけで選んでしまった、片道2時間15分の企業。

 

営業事務という時間に追われる業務で、日々PCと向き合う毎日を送った結果…
VDT症候群になりました。動くものを見ているだけでとにかく気持ち悪くなり、電車やバスが地獄でした。。

それに加え、帰りも遅くて朝早い…今で言う社畜生活に慣れようと、とにかく必死だったことを覚えています。
そんな私にいよいよ人生第一回目の限界が訪れます。

 

【びっ】

 

朝、急いで支度しているさなかに起こったアクシデントでした。
履いているGパンのおしりが裂けました(笑)

早く着替えなくちゃ間に合わない!!…と思ったと同時に、
私の中の何かが切れ、ほどなくしてその会社を辞めました。

 

ええ、初期うつです。

孤独を感じながら歩く後ろ姿

 

もう少し自分にあった仕事を探そうと、派遣として勤務を始めた3社目。
企業受付として、女性ばかりの職場はとても居心地のよいものでした。

 

…はじめは。
4年目。サブリーダーを任され、後輩を指導する立場になります。
そのころからリーダーとの折り合いが合わず、私一人孤立するような感じになっていきました。

仕事に行くのが億劫になり始めたとたん!
ひどい耳鳴りと、自分が自分でないような感覚に悩まされるようになりました。

 

脳神経外科に行き、検査するも不具合は見つからず、
察した先生が私にやらせたのは『うつテスト』

 

結果は『初期うつ』…ここで、うつ病にかかってしまったことを知りました。
その後は仕事を減らしてもらいつつ、通院を続けました。

皆に迷惑をかけていることと、気を使われていることに肩身が狭かったのを覚えています。

 

あと、やたら病的にパスタを食べていました。なんでだろう。

 

結局その後、退職。
薬が合わなくて、つねにボーっとしたり。
ものすごく辛かったはずなのですが、なぜかあまり覚えていません(笑)

会社から解き放たれたことと、周りの支えあって、しばらく療養しているうちに自然に治っていました。

 

なぜ、上手く行かなかったのか…この先の仕事につけるのか不安になりましたが。

 

↓どん底がもたらした↑ズンドコ

嬉しさに飛び上がる女性

それでもまだどこかで、

『これといった資格もないけど、仕事はなんとかなる』
『この先も誰かがなんとかしてくれる』

と、ある意味ポジティブに自分の人生をものすごい他人事のように考えていました。
本当に甘かったんですね。自分に(苦笑)

 

そして29歳の誕生日を迎える頃になり、気づけば「若さ」という一番の武器がなくなっていました
その時とある居酒屋さんにて、私のことを一番知る友人からバッサリ言われたのです。

 

『29歳にもなってその思考、相当やばいと思うよ?』

正直、今まで否定的に言われたことがなかったので
ものすごく頭にきました。泣きました。誕生日なのに。

友人はさらに続けます。
『崖っぷちのお前が誕生日を祝える立場か』と。

 

今までになく悔しかったけれど何かこう、『!!』ってなったんです。
このまま流されるまま生きて、この先見えるものがないなって。

そこでようやく気づきました。(おっそ)
日々アンテナを張って自分のやりたいことを真剣に考え始めました。

 

シャイなのに目立ちたがりな自分!!

恥ずかしくて手で顔を隠す男の子

この仕事に就こう!と思ったのは
社会人として復活した勤務先で出会った、ある人がきっかけでした。

勢いがあって、忙しそうだけどいつも楽しそうな女性。
どうやらモデルや執筆活動、カウンセラーなどあらゆる仕事に挑戦していると知り
同じ年でこんなにも生き方に違いがあるのか…と衝撃を受けました。

ある日、職場の開催するパーティが催され
その女性は司会台に立ち、スポットライトを浴びながら進行役を務めていました。

 

その堂々ぶり、華やかな姿に衝撃を受けたと同時に
かねてよりちょっぴり目立ちたがりな自分は『これだ!!』とピッタリしっくり、
やりたいことが一瞬にして決まった瞬間でした。

 

情熱

空に浮かぶ沢山のバルーン

 

その後、勇気リンリンで彼女に話しかけ、結婚式司会者をやっていることを知ります。
さらに彼女の友人が司会事務所を立ち上げるので、興味があればやってみたら?とのこと。

トントン拍子にお話が進んで、レッスンを受けデビュー。
今では11年目をむかえます。

紆余曲折あれど、はじめて自分で選んだ好きな仕事
なにより、今までとは違い自分の能力がダイレクトに反映するので
責任感も大きいですが、そこがまたやりがい。

幸せのおすそ分けをいただきながらお仕事をしています。
エンドロールに私の名前を載せて頂けるときは、本当にうれしいですね。

 

私がこのサイトを作った理由

ピストルを向ける花嫁たち

 

「こんなん嘘じゃん」

 

結婚式系の情報雑誌やキュレーションサイトを見ていて突っ込みたくなることが多々。

 

コレやったらいいですよ~
コレ入れたら皆喜びますよ~

確かに素敵な演出やアイテムもありますが、取り入れた時の様子や客観的に見たゲストの反応を知る機会はないですよね。

 

第三者だから言えるホンネ

クレヨンで書かれたハート

 

司会者は大概、会場と契約している「パートナー」的存在なので、会場寄りではありません。
(社員ではないんですよ)
なので、シガラミのない立場でモノを言うことができます。

 

わたしはホテルやゲストハウス、専門式場、レストラン…いろいろな会場様で結婚式やご披露宴に立ち会い、ゲスト数200名様〜20名様のあらゆる結婚式・パーティーを担当してきました。

様々な会場で、2000組以上の新郎新婦様とお話をしてきました。

この経験をもとに、
今「現場で起きているリアル」をお届けできればと考えたのです。

 

面白くて、ためになるサイトを心がけます!