「ブーケブートニアのセレモニーは、お花を12本贈るやつですよね?」
「ブーケブートニアセレモニーって、12本じゃないといけないんでしょうか?」
実際の司会お打ち合わせで上記のようなご質問が多いので、記事にしました!
結論から言いますと、
12本じゃなくていいんです。
ブーケブートニアセレモニーで使うお花は何本でもいいんですよ!
もっというと、バラじゃなくてもいいんですよ!
プレ花嫁さん
ダーズンローズとブーケブートニアの違いって?【98.8%が誤認識!】
- ブーケブートニアセレモニー
- ダーズンローズセレモニー(ダズンローズセレモニーとも言われる)
同じセレモニーだと認識されていることも多いですが、ちょっと似ているけれど、異なるセレモニーなんですよ。
ダーズンローズというワードがでてきました。ダズンローズとも言われます。
これは1ダース=12本のバラ、という意味で、名付け親は内田和子さんという方です。
プレ花嫁さん
1と2のセレモニーを、以下からそれぞれ説明します。
ブーケブートニアセレモニー
中世ヨーロッパの時代、ある男性が、交際していた女性にプロポーズするため野に咲く花を摘み1つの花束にしました。
男性はプロポーズの言葉とともに、その女性へプレゼント。
花束を受け取った女性は、プロポーズを受けるお気持ちとして、その中から一輪だけ男性のボタンホール(ボタンホール:フランス語でブトニアー)に差したのです。
ことぶき
結婚式では野に咲く花になぞらえて、ゲストがお持ちのお花を花婿が受け取りに伺います。
リボンを掛け、後に入場なさる花嫁とともにこのシーンを再現します。
元となるお話は「野に咲く花を摘んだ」…ということだけで、12本でもバラでもありません。
むしろナチュラルなお花をイメージしますね(´∀`*)
ダーズンローズセレモニー
12通りの思いを込めたバラの花束を使い、花嫁に12の思い全てを誓うこと。
12の思いとは、「誠実、愛情、健康、友情、感謝、信頼、幸福、尊敬、繁栄、情熱、希望、平和」。
これら全てを大事にし、あなたを幸せにします、という花婿の誓いのしるしです。
花嫁は花束の中から、一番大事にしたいことの一本を選んで花婿の胸ポケットに返します。
欧米で女性に12本のバラを贈ると幸せになれるという文化を日本に普及させるべく、1996年にバラの品種にかかわらず12本のバラを「ダズンローズ」と名付けました。
名付け親は、当時生花に関わるお仕事をなさっていた内田和子さんという方。
1本1本に12通りの意味を付けたのも、内田さんとその関係する方々です。
内田さんからの提案を受け、日本の結婚式に取り入れ普及させたのは、ブライダルデザイナーの桂由美さん。
プレ花嫁さん
ことぶき
ブーケブートニアセレモニーのような「野に咲く花を摘む」ようなシーンの再現はなく始めから花束になったものを花嫁に贈るところもポイントです。
ということで、冒頭に載せたよく頂く疑問
「ブーケブートニアのセレモニーは、お花を12本贈るやつですよね?」
「ブーケブートニアセレモニーって、12本じゃないといけないんでしょうか?」
に対する答えは、
ことぶき
ブーケブートニアセレモニーとはまた異なるセレモニーなんですよ!
となります。
ブーケブートニアセレモニーとダズンローズってどう違うの?まとめ
現在の日本で、ブーケブートニアセレモニーと認識されているものは2つ。
- ブーケブートニアセレモニー
- ダーズンローズセレモニー
この2つは、似ているようで異なるもの。
1は、現在の花嫁のブーケ、花婿の胸元のブートニアの元となる中世ヨーロッパ発祥の伝説を再現したプロポーズセレモニーのこと。
2は、12本のバラの花束を使い、全てをアナタに誓います、という意思表明のセレモニー。
ダズンローズとは12本のバラ(種類関係なく)のことで、生花を扱う仕事をしていた内田和子さんによって、日本で命名された。
バラ12本を贈ると幸せになれるという欧米の文化を元にして作られた。
2を広めたのは、ウエディングドレスのデザイナーであり、一般社団法人 全日本ブライダル協会会長でもある桂由美さん。
ダーズンローズとブーケブートニアセレモニーの違い、おわかりいただけたでしょうか(*´σー`)
複雑なので、わたしたち司会者含む結婚式のスタッフさえ誤認識していることも多いですが、双方ともに素敵なセレモニーであることは確か。
気になる方はぜひ参考にしてくださいね♪

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