この記事は、フラワーガール(ボーイ)の歴史や、人前式における登場タイミングについてご紹介しています。
「フラワーガールってどんな役目?」
「フラワーガールってどこで登場させればいいの?」
と疑問に思っている新郎新婦さまや、フラワーガールを頼まれたおやご様に読んでいただければ嬉しいです。
もくじ
フラワーガールの意味と由来
花嫁があるく道を花の香で清め、邪悪なものを寄せ付けないようにするとともに、列席者に花嫁の登場を知らせる役目でもありました。
その歴史はとても古く、古代ギリシャの結婚式から始まったと言われています。
たくさんの実をつけることから、子孫繁栄や豊かさの象徴とされていた麦。その麦の束を持ち花嫁を先導したことが由来となりました。中世ヨーロッパになると麦やコメ、花びらを撒くようになり、その後のイギリス・ビクトリア王朝時代には、身近な関係の子供に花嫁と同じドレスを着せ花を持たせたり、花びらを撒くことが定番になったそうです。
イギリス王室のウエディングでもその歴史を受け継いでいることがわかります。
▼ダイアナ妃の結婚式には、6人のフラワーガールが。
出典:http://content.time.com/time/photogallery/0,29307,2080375_2288966,00.html
▼ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式にはふたりのフラワーガール(白いドレスの女性はキャサリン妃の妹ピッパさん)
日本ではフラワーガール(ボーイ)って何するの?
フラワーガールは、結婚式や披露宴で以下のように「お花」や「花びら」を扱う役柄のことです。だいたい以下のような役どころでしょうか
- 結婚式で花びらを撒く
- 結婚式でブーケを花嫁に渡す
- 結婚式で花束を持って歩く
- 結婚式でゲストに花を配る
- (披露宴で新郎新婦さまに花束を贈る)
※5は披露宴のことなのでここでは割愛
「えっ、こんなにたくさん役目をこなすの?!」と思うかもしれませんが、ご安心下さい。
1から5全て任せるわけではなく、その中の1つだけをお願いします。
ことぶき
1,結婚式で花びらを撒く ですね。
人前式でのフラワーガール(ボーイ)の登場はいつ?
1から4のお役目ごとに説明していきましょう。
- 結婚式で花びらを撒く
- 結婚式でブーケを花嫁に渡す
- 結婚式で花束を持って歩く
- 結婚式でゲストに花を配る
1 結婚式で花びらを撒く場合
新婦入場の前、もしくは新郎新婦退場の先導役で登場します。
とネットでもちらほら書き込まれていますが、そんなことないですよ!
キリスト教式では確かに入場時が多いかもしれませんが、そこは人前式。
むしろ、私が担当している新郎新婦さまの人前式はご退場のときお花を撒くフラワーガールのほうが多いイメージです。
入場ではバージンロード、退場ではウエディングロードと名を変える道。
確かにお花でバージンロードを清める意味はありますが、夫婦になって初めて歩くウエディングロードを清める意味だってあるのです。
プレ花嫁
いえ、入場か退場どちらかです。
両方お任せするのは、同じお子様では負担になってしまうでしょうし、別のお子様にお任せするのも進行上ちょっとクドくなってしまう可能性があります。(特に幼い子の場合、うまくできずその都度お母さん方が出てきてわちゃわちゃになってしまったこともありました…)
2 結婚式でブーケを花嫁に渡す場合
新婦入場時に登場します。
会場内の扉近くにスタンバイしておき、新婦ご入場のシーンで花嫁のブーケを渡すお役目です。
大人用のブーケなので少し重いですが、はいっと渡すだけ。
お子様のお母さんが側にいても邪魔にはなりませんし、幼くてもお任せしやすいですね。
ブーケをお渡ししたら、お役目終了♪ご自身のお席で結婚式を見守ります。
3 結婚式で花束を持って歩く場合
花嫁が歩く前を先導役として登場します。
花束、と言っても花嫁のブーケではなく、フラワーガール用の花束を持って入場します。
花びらを撒くのではなく、花束を持って歩くんです。
お花の香りでバージンロードを清める役割もあるため、花束でも十分意味合いのあること。
花びらを撒くのは難しいけど、持って歩くのならできそう!というお子様にも。
▼リボンワンズ風のフラワーガールも可愛い!
会場などの事情で花びらを撒けない…という場合にも人気の演出です。
4 結婚式でゲストに花を配る場合
登場タイミングは、結婚式開式前です。
ゲストが挙式会場内に入って、着席して間もなく、バージンロードを歩いてゲストにお花を配ります。
プレ花嫁さま
人前式の演出によりますが、以下の様なお花です。
- ブーケ・ブートニアセレモニーに使うお花
- フラワーシャワー(花びら)
かごに入れたお花やフラワーシャワーを配り歩けば、可愛らしいお花屋さんに。
開式前の時間なので、比較的ゲストもまだザワザワしているため、お母さんのサポートがあっても違和感なくこなせ、フラワーガール(ボーイ)本人もあまり緊張せずに臨めます。
バージンロード側席のゲストのみに配る事が多いので、負担になりにくいところも魅力です。
フラワーガール(ボーイ)のメリットは?
実際に行った新郎新婦さまのご意見は…
卒花さん
卒花さん
卒花さん
ゲストにも「可愛かった」と言ってもらえた
ことぶき
まとめ
フラワーガールの由来
古代ギリシャ時代に麦を持った子供が花嫁を先導したのがはじまり。時代は変わってコメや麦、花びらを撒く子供が登場し、イギリスのビクトリア王朝時代には必須の演出となった。
何するの?
花束や花びらを扱う役目、全般を差す
- 結婚式で花びらを撒く
- 結婚式でブーケを花嫁に渡す
- 結婚式で花束を持って歩く
- 結婚式でゲストに花を配る
- (披露宴で新郎新婦さまに花束を贈る)
一番多いのは1
登場はいつ?
- 結婚式で花びらを撒く…新郎新婦入場前・退場
- 結婚式でブーケを花嫁に渡す…新婦退場前
- 結婚式で花束を持って歩く…新婦入場前
- 結婚式でゲストに花を配る…結婚式開式前
メリットは?
- 緊張がほぐれた
- 親族との今後の仲を考えて
- 場が華やぐ

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