こんにちは!人前式司会者のことぶきです!
結婚式準備中の花嫁さま、結婚証明書ってどうしますか?
ここでは
「人前式で署名する”結婚証明書”っていらなくない?」
「結婚証明書の演出はカットしたいんだけど、変かな?どういう進行例があるかな…?」
こういった疑問にお答えします!
新郎新婦さまとの打ち合わせで、「結婚証明書の有無」はたびたび相談されます。
結論から言いますと、カットしてもなんら変ではありません。
ただ、カットしてしまうと出てくる問題点もあります。
これをどう解決するかが一番の課題です。この回では、実際採用された代わりの演出をご紹介していきますね。
もくじ
結婚証明書とは?
▼スタンダードな結婚証明書
挙式日・挙式会場・司式者・自分たちの名前などを式中に新郎新婦が記載する紙のこと。
フォーマットやデザインに決まりはありません。
式場で用意されるものを使用する方が多いですが、ご自身でオリジナルを作成することもできます。
人前式で結婚証明書は要らない!3つの理由
新郎新婦さまはどんな理由で結婚証明書のカットを希望しているのかをまとめました。
- 挙式後見る機会がない
- 公的な書類じゃない
- 費用的な問題
あなたが思う理由はありましたか?
結婚証明書がいらない理由1:挙式後見る機会がない
まず一番に多いのがこれです。
大切な思い出ではありますが、結婚式をなさった方々の多くは「どこにしまってあるか分からない」。
見返す機会のない結婚証明書…それなら必要ないのでは?と思うのもわかりますよね…。
結婚証明書がいらない理由2:公的な書類じゃない
これも多く挙げられる理由です。
海外ではこの結婚証明書が公的な書類として扱われていますが、日本では法的効力はなく、記念品の位置づけ。
実は現代の人前式、キリスト教式の流れを参考に作られているため、基本「結婚証明書の署名」が入っているのです。
日本の結婚式場で用意される結婚証明書も、キリスト教式で使われるものをそのまま使用していることも多いです。
フォーマットも一種類だけのことが多く、人前式で使用し出来上がった結婚証明書は
司式者の欄が空欄
立会人代表署名がなければ空欄
なんてスカスカな出来上がりになることも普通にあります。
結婚証明書がいらない理由3:費用的な問題
これも多くの新郎新婦さまが悩ましい思いをしているのではないでしょうか。
式場の用意する結婚証明書を使うとなると、5000円~ほどかかります(値段は会場による)。
後日見ること無いものに5000円…と躊躇なさる方も多いです。
自分たちで用意すると節約になりますが、そこまでして用意するべきか…と考える新郎新婦さまもいらっしゃいます。
結婚証明書をカットすると生じる3つの問題点
じゃあカットしちゃえ!といいたいところなのですが、そう簡単には言えない問題点が出てきます。
それが以下。
- 結婚式をした証の署名物が手元になくなる
- カットするとセレモニー感が薄くなる
- カットすると挙式時間が短くなる
問題点1:結婚式をした証の署名物が手元になくなる
結婚式後に見ることはほぼない、と書いておいて矛盾ですが…
結婚証明書を省くことで、結婚式を振り返れる署名物がひとつ、手元になくなります。
この頃の気持ちを思い返すきっかけが一つなくなることが、お二人にとってどうなのかを話し合う必要もあるでしょう。
問題点2:カットするとセレモニー感が薄くなる
結婚証明書の署名は「契約」を連想させ、セレモニーらしさのエッセンスでもあります。
その分ここをカットしてしまうとどうしても、結婚式らしさが失われてしまうのは否めません。
問題点3:カットすると挙式時間が短くなる
カットする場合、以下のような進行になります。
(基本の進行例)
新婦入場
開式の辞
誓いの言葉
指輪の交換
ベールアップ・キス
指輪の披露
承認
結婚宣言
閉式の辞
新郎新婦退場
カットするだけの進行では約10分短縮され、時間的にも演出的にもあっさりしすぎてしまいます。
ではどうすればいいのか…
以下から解決編をお届けします!
結婚証明書署名代わりに選ばれている演出【解決編】
誓いの言葉やウエディングツリーに署名欄を付ける
人気度 ★★★★★
3つの問題点がすべて解決!
結婚証明書ではなく、オリジナルの誓いの言葉を作り、署名欄を作ります。
こうすることで、誓いの言葉に対して、お二人がサインする意味合いになります。
また「2人の誓いの言葉を聞き届けましたよ!」な意味として立会人代表者サイン欄を設けることで、よりセレモニーらしくなります♡
打ち合わせの時にプランナーさんからもし「結婚証明書、どうしましょうか?」と聞かれたら、「誓いの言葉に署名する形式でやりたいと思っています!」とお伝えすればそのように話を進めてくれるはずです。
誓いの言葉ではなく、ウエディングツリーやストリングアート(釘と毛糸で作る絵のこと)にすることも可能です。
署名後、結婚証明書を披露するように完成したツリーを披露すれば、ゲストのシャッターチャンスにもなりますよ(*´∀`*)
▼ストリングアート
司会進行も基本形をそのままで、表現一つ変えるだけで行うことができます。
「結婚証明書」を「誓いの言葉」や「ウエディングツリー」に変えるだけ。
新婦入場
開式の辞
誓いの言葉
指輪の交換
ベールアップ・キス
指輪の披露
誓いの言葉へ署名
立会人代表署名
署名された誓いの言葉披露
承認
結婚宣言
閉式の辞
新郎新婦退場
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ウエディングツリーはゲストの評判が悪いってホント?【→本当です】
結婚証明書代わりに婚姻届を使う
人気度 ★
だいぶ人気度の星が減りますが…
1 結婚式をした証の署名物が手元になくなる
がクリアできませんが、その他の問題点はカバーできています。
入籍前の方限定にはなりますが、
海外の挙式のように「公的な書類を」という意味では正しいですよね。
婚姻届は書く項目が多いので、名前以外の記入を済ませておくなど工夫も必要になってきます。
また、証人をどなたにするかも課題です。とある新郎新婦さまは、証人をサプライズで選出しました。
ゲストの印鑑を抽選ボックスに入れ、選ばれし方に記名・捺印をお願い。(言い方は悪いですが…”出来レース”で抽選ボックスには決まった方のハンコしか入れなかったりもできます)
二次会のあとに提出しに行ったり、後日の記念日に提出しに行ったり、提出を友人に頼んだり…書いた後どうするか?も決めておく必要がありますね。
それでも結婚証明書をまるまるカットしたい!場合
10分をカバーできるような演出を取り入れましょう。
- ブーケ・ブートニアセレモニー
- 誓いの言葉を問いかけにする
- リングリレー
など
署名がなくなると厳かなセレモニーというよりは、パーティのような雰囲気になります。
宴内人前式をなさるなど、そういったくだけた雰囲気のほうがいいかも!という新郎新婦さまにはおすすめです。
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形式にとらわれることなく…といいながら、キリスト教式の進行プログラムがベースになり基本の形がある程度決まっている人前式。
一から組み立てるのも時間がかかり、悩ましいところです。
先輩花嫁さまの多くが採用している、結婚証明書代わりに「誓いの言葉に署名欄を設けること」。
この方法が一番理にかなっています。
結婚式後もし家に飾らなくても、約束した証として保管しておく意義もありますよね(*´∀`*)
ことぶき

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